HOT WHEELSから「Mercedes-Benz C-111」1972年のキャスト、1974年のモデルで、製造は1977年というちょっと複雑なモデルっぽいです。そしてたぶんファイナルランモデル。コレ以降は作られていません。
ちょっと古いモデルなので、今のリリース毎にバリエーション化するという概念があまり無かったのか、パッと見同じモデルを同じ番号で数年間製造していたみたいです。
簡単に説明すると、HOT WHEELSでは1974年にこのタンポのモデルをリリース。それからしばらく同じモデルを生産していたのですが、年とともにホイールや材質が少しづつ変化した。でも「カラーもタンポも同じだから、モデル名や扱いは同じにしよう」といったイメージ。今ほど、プレミアという概念も無かったのでしょうね。
オリジナルはMercedes-Benzのコンセプトカーなのですが、販売に向け動いたものの実現しなかったモデルです。
ド派手でいかにもアメリカンな印象を受けるプリントです。ドイツ車なのに。
オリジナル通り、エンブレムが大きくてカッコいいです。
ガルウイングオープン。300SLを彷彿とさせますね。300SLの優雅さを取ってスタイリッシュにした感じです。
ホイールは今はあまり見かけないタイプ。このころからHOT WHEELSのホイールはかっこいいですね。
リアのスキマ部分に、スキマを埋めてしまうくらいの大きなバリが見えます。きっと、まだ技術が確立されていない時代に、同じ金型を繰り返し使用したためでしょう。金型が作られてから、もう使えなくなって終わるまでを考えると、ちょっと感傷に浸れます。
状態はまぁまぁですが、当時のことを色々想像することができる面白いモデルでした。
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